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代表あいさつ

代表あいさつ

○放課後等デイサービスの利用を考えている父母のみなさま

げんこつは、「障害」という言葉を使いません。一番使わない言葉は、「健常」と言う言葉です。
それは、子どもにはできることと、できないことがあるだけだからです。
「障害」とは、自分のおもうようにならないことだとしたら、私たちは、みんな「障害」を持っています。
どんな知的障害をもっている子どもたちも、身体の成長はあります。第二次性徴もあります。喜怒哀楽の感情はみんなどんな人間も同じように持っています。

できること・できないこと

どんな人間も、「できることと、できないことを持っています」どんなに重い障害をもっている子どもでも、できないことが一つもない子どもはいません。ものを食べたり、排泄をしたり、意志を持っているのです。

人間は、持って生まれた能力や環境の中で、精一杯生きて行くことで幸せの道を見つけ出していくことができます。
自分ができることは一生懸命やって、できないことは援助をうける。それができたとき、思いやりや、感謝の心が生まれます。
「障害」を持っているということは、私たち大人たちが作り出した、社会や生活様式の中で、うまく協調ができないということを差しています。
ですから、私たちが、その社会や生活をどんな人間も自分の人生を生き生きと生きられるものに作り替えていくことができるのなら、「障害」ということばは使われなくなります。身体障害の人たちは、その道を随分と作り出していますが、知的障害の人たちはまだまだ、偏見の目や、負い目の心がなくなってはいません。

「仲間」を作ることの大切さ

私たちは、できることはしっかりとさせ、できないことは援助し合う「仲間」を作りだしています。
その中で、さまざまな、感動が生れ、意欲が生れ成長が実現できています。

この子を生んでよかったと思えるような、保育をめざしていきます。

げんこつは、「訓練」という言葉を使いません。だって、障害を持っていない子どもが普通学級の中で、勉強をする事を「訓練」とは言いませんよね。
みんな同じなんです。できないことをできるようにしていこう、チャレンジして行こうと声を掛け合っています。
できることは、できたことは、みんなで喜んで行こう。と声を掛け合っています。

どうぞ、一度、お話を聞きに着てください。のぞいてみてください。
お待ちしています。

げんこつの保育・療育

げんこつの保育・療育は、「感覚統合」という理論を元にしています。
感覚統合療法では、三つの感覚を重視します。

☆前庭覚・・重力と運動に関する感覚
☆固有覚・・筋肉と関節に関する感覚
☆触覚・・皮膚に関する感覚

の三つです。
この三つの感覚を刺激し、その統合をうながしていきます。
たとえばブランコやすべりだいなどは前庭覚ジャンプしたりキックしたりするのは固有覚ミラクルフォームや小豆プールボールプールくすぐりっこは触覚を取り入れることを目的にしていますが一つ一つの感覚は単一に働くのではなくいろいろな感覚と密接につながりあっています。

ですからブランコをしているときゆれる感覚としての前庭覚ロープを握っている触覚目の前のものを見ている視覚歌を聴きながらの聴覚といった具合に1つの遊具で遊んでいてもいろいろな感覚刺激が子どもの身体には入力されているのです。

これをげんこつでは「体験」という概念で、実践をつくりだしています。

3つの体験

児童ディげんこつでは、この「体験」を三つの体験としてカリキュラムをくんでいます。

☆生活の体験
☆気持ちを伝える体験
☆あそびの体験

生活の体験とは、おやつの準備、片づけ、排泄、着替え、持物の管理、調理、掃除などの生活に関係する体験です。
気持ちを伝える体験とは、自分の要求、感情、欲求を伝える探検です。みんなの前で発表したり、ことばが獲得していなければ、動作で、欲求を表したりする体験です。
他人の要求、感情、欲求、気持ち、意見を受け止めることも大切な体験です。
あそびの体験は、文字通りあそびです。あそびの中には、人間関係と感覚の多くが含まれています。
公園での遊具でのあそび、じゃれっこ、追いかけごっこ、砂遊び、こま回し、などです。

体験から出る症状

体験をしていくなかで、でてくる様々な症状があります。

一つの症状は、そのこどもが所属している集団のなかで意味をなして来ます。
一対一では問題にならない行為が集団のなかでは問題行動として意味を作ることがあります。

たとえば、ごはんを食べるときにテーブルをふく体験をします。そのとき、やりたがらなかったり、意見を聞こうとしなかったりします。 ふく作業のなかで、様々な能力と感覚をつかいます。
そして、それは、対人間とのやりとりのなかでおこなわれますから、そのことのなかで人間関係能力がはぐくまれていくのです。
そして、この体験のなかで、それぞれの個の課題がみえて来ます。そのことが個別指導に結びついていきます。

感覚統合(療法)について

脳の発達は、感覚の発達とともにあります。

脳は非常に敏感で受容的です。環境はその脳に対して様々な刺激を提供します。
様々な音風が触ったりいろいろなにおいがしたりそして一番不思議なのが重力です。

おかあさんのおなかの中では羊水の中で動けていたのに外へ出ると動こうと思っても重力のために自由に動けません。

それでも子どもはおもちゃがおもしろいから手を伸ばそうとしたりおかあさんの方を向こうとします。
様々の刺激の中で身体を動かしてうまくいった経験が積み重なって脳は発達します。

様々な感覚

この感覚には、様々な種類があります。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、臭覚、痛覚、温覚、冷覚、内蔵覚、振動覚などです。この他には、重力、運動、筋肉と関節、皮膚の感覚があります。

知的障害を持っているこどもたちは、この感覚が十分に成長していないことと、この統合が不完全なのです。
身体の機能には障害がないのに、脳の機能発達に問題が生じる。その生じる現象が感覚不統合であるのです。ことばの問題も感覚の不統合として説明をします。
ことばをインプットしていく時、機能障害を持っていませんから感覚の問題だととらえます。肉声の刺激に反応出来ていないのだととらえるのです。

この様にして、“感覚の不統合を統合させていこう”というのが、感覚統合療法です。